柿のシーズンに、ついついたくさん柿を購入してしまい、食べきれないかもしれない…とお悩みの方いませんか?この記事ではそんなお悩みをもつ方のために、柿の保存方法や無駄なく活用できるレシピをご紹介します。
お家で簡単に作れる柿の保存食のレシピを試してみてはいかがでしょう。それが家族や地域のコミュニケーションの一助となり、美味しい柿を一年中楽しむことが可能になりますよ。美味しく、楽しく、節約にもなる柿の保存法、一緒に学びましょう。
柿を美味しく保存するコツは?
せっかく購入した柿は、上手に保存して美味しく食べたいですよね。
ここでは、柿を美味しく保存するコツをご紹介します。
柿を保存するための前準備
柿をできるだけ長く保存したいなら、ヘタを湿らせておくのがポイントです。
柿は、ヘタの部分から水分が蒸発してしまう果物です。ヘタを湿らせておくことで水分の蒸発を防ぎ、みずみずしさをキープできるでしょう。
まず、キッチンペーパーをヘタのサイズにカットし、水で濡らします。湿らせたキッチンペーパーをヘタにかぶせ、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。柿のシャキシャキ食感をキープできるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
柿の常温での保存法
熟した柔らかい食感の柿を食べたいなら、まずは常温で保存するのがおすすめです。
柿は常温で置いておくことで完熟が進み、果肉が柔らかくなります。これが追熟です。柿を追熟させるときは、日光の当たらない涼しい場所に置くようにしましょう。このとき、ヘタが乾燥しないように柿を逆さまにして保存するのがポイントです。
好みの硬さになるまで、5日間ほど様子を見ながら追熟させます。柔らかくなったら、冷蔵庫で保存しましょう。
柿は冷蔵や冷凍保存できる?
柿は冷蔵庫や冷凍庫でも保存できます。
熟した柔らかい柿を保存するときや、シャキシャキの柿がお好みの方は、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
先ほどもお伝えしましたが、柿はヘタの部分から水分が蒸発してしまいます。柿を冷蔵保存する際は、まず湿らせたキッチンペーパーをヘタにかぶせ、ポリ袋に入れます。そして柿を逆さまにした状態で、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
通常、柿の冷蔵保存期間の目安は1週間から10日程度だといわれています。しかし、ヘタを湿らせてポリ袋に入れることで、3週間程度美味しく保存できるそうです。ひと手間加えることで、美味しさをキープできる期間が約3倍も伸びるのは嬉しいですよね。
更に長期保存したい場合は、冷凍保存もおすすめです。冷凍保存するときは、柿を丸ごとフリーザーバッグに入れ、空気が入らないように密閉して保存しましょう。カットした柿の場合は、重ならないようにフリーザーバッグに入れるのがおすすめです。半解凍して食べればシャーベットのような食感が楽しめます。丸ごと保存した柿は2か月、カットして保存した柿は1か月を目安に食べきるようにしましょう。
昨年の柿ランキング
※2023年9月~11月の売上データ家庭でできる柿の保存食レシピ
そのまま食べても美味しい柿は、アレンジしてももちろん美味しく食べられます。
ここからは、家庭でできる柿の保存食レシピをご紹介します。
柿のドライフルーツ
柿をドライフルーツにすれば、美味しく長く保存できます。大量消費したいときにもおすすめです。柿のドライフルーツの作り方をご紹介します。
- 柿を4等分にカットする。(種がある場合は取り除く)
- 更に柿を薄切りにする
- クッキングシートを敷いた天板に並べる
- 110度に余熱したオーブンで60分加熱する。
しっかり熱を冷ませば、柿のドライフルーツの完成です。
柿のジャム
パンやヨーグルト、料理にも使える柿のジャムもおすすめです。甘みが足りない柿も最後まで美味しく食べられるでしょう。
柿のジャムの作り方をご紹介します。※柿2個使用の場合
- 柿を4等分にカットし、皮を剥く(種がある場合は取り除く)
- 更に細かくカットする
- 鍋にカットした柿、砂糖80g、レモン汁大さじ1杯を入れ、焦げないように煮詰める
- ペースト状になったら完成です。清潔な瓶に入れて保存しましょう。
まとめ
柿の保存方法をご紹介しました。柔らかい柿がお好みなら熟すまでは常温で、熟した柿や、シャキシャキの柿がお好みなら、冷蔵保存がおすすめです。
どちらの保存方法にも共通するのが、ヘタを乾燥させないことです。ヘタを湿らせておけば、より美味しく長く保存できるでしょう。
また、柿はそのまま食べるだけでなく、アレンジするのもおすすめです。ついたくさん柿を購入してしまった場合はレシピも活用して、家族みんなで美味しく柿を味わいましょう。