「柿の実が赤くなるように、人生も深みを増していく」(by Chat GPT)
そんなことわざ・慣用句はありませんが、会話の中でさりげなく慣用句を織り交ぜられるとかっこいいですよね!
本記事では、「柿」の特徴を踏まえたことわざをご紹介します!ぜひ日常会話やスピーチで取り上げてみてください!
柿のことわざを知ると、柿を美味しく食べられる!
柿を使用したことわざや慣用句はたくさんあります。どれも柿の特徴を活かしたものばかりです。
柿の特徴といえば、
- ビタミンやβカロテンなどの栄養が豊富
- 秋から旬が始まる
- 渋柿や甘柿などの種類がある
このようなものがあります。
では、柿の特徴を活かした慣用句やことわざは、どのようなものがあるのでしょうか。ご紹介します。
「柿が赤くなると医者が青くなる」
柿を使ったことわざで有名なのは「柿が赤くなると医者が青くなる」ではないでしょうか。
柿が旬を迎える秋頃は暑すぎず寒すぎず、穏やかな気候が続きます。体調を崩す人も減り、医者が商売にならないことから「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざが生まれたそうです。
また、柿にはビタミンやβカロテン、タンニンなどの栄養がたっぷり含まれています。栄養豊富な柿を食べることで、身体も元気になるでしょう。このことから「柿は医者がいらなくなるほど栄養豊富」という意味も込められているのかもしれません。
昨年の柿ランキング
※2023年9月~11月の売上データ「桃栗三年、柿八年」
「桃栗三年、柿八年」は、どんなことも成し遂げるまでにはそれなりに時間がかかるという意味のことわざです。
桃や栗は、種をまいて実際に身が収穫できるまで3年、柿は8年の時間がかかるといわれています。長い月日をかけて大切に育てた結果、美味しい果実を食べられるのです。
どんなことでも、すぐに結果が出るわけではありません。諦めず、コツコツ続けていれば、いつか大きな成果が得られるでしょう。何かにチャレンジして挫折しそうなときは、「桃栗三年、柿八年」を思い出してみてくださいね。
「梨尻柿頭」
「梨尻柿頭(なししりかきあたま)」は、梨はお尻の方が甘く、柿は頭の方が甘いという意味のことわざです。
お尻と頭と聞くと、梨と柿は逆の部分が甘いと思われがちですがそうではありません。このことわざは、果物を置いたときに上に来る部分を頭、下になる部分をお尻としています。スーパーなどで売られている状態を想像してみましょう。梨はヘタを上に、柿は下にして置かれていることが多いのではないでしょうか。梨と柿では、置き方が逆なのです。
ヘタを基準に上下を考えてしまうと混乱してしまいますよね。このことわざは、果物の置き方を基準にして甘さを表した言葉なのです。
「柿根性」
「柿根性」とは、柔軟で変わりやすい性質の人を表すときに使うことわざです。
柿には渋額や甘柿といった種類があります。渋柿を食べるときは、干したり焼いたりすれば渋が抜けて甘くなりますよね。渋みが強くてそのままでは食べられない渋柿も、渋抜きをしたらすぐに甘くなることから「頑固そうに見えても実は柔軟で、融通のきく性質の人」という意味の言葉として使われるようになったそうです。
柿根性とは逆の意味で、「梅根性」という言葉もあります。梅はなかなか酸味が抜けないことから、「頑固でなかなか変わらない性質の人」を表すときに使います。それぞれの食べ物の特徴を表した、面白いことわざですよね。
「枝先に行かねば熟柿は食えぬ」
「枝先に行かねば熟柿は食えぬ」とは、どんなことでも危険を恐れていては、良い結果に結びつかない。良い結果を望むなら、危険を恐れてはいけないという意味のことわざです。
柿は枝の先から熟していくといわれています。柿の木の枝の方に行くのは、危険が伴う行為です。しかし、この危険を乗り越えないと美味しい柿を食べることはできません。
何かにチャレンジしようとしたら、さまざまなリスクが伴うこともあります。それを恐れていては、成功はつかめないかもしれません。挑戦するときにしり込みしてしまいそうになったら、このことわざを思い出してみてくださいね。
まとめ
柿の有名なことわざをご紹介しました。
柿が栄養豊富であることや、渋柿が甘くなることなど、それぞれのことわざに柿の特徴がよく表れています。ことわざの由来を知れば、つい誰かに話したくなってしまいますよね。
日常の何気ない会話に、ぜひ柿のことわざを取り入れてみてはいかがでしょうか。会話が更にたのしくなるかもしれません!