柿の旬｜品種ごとの収穫時期や食べ頃サインの見分け方を解説！

秋の味覚の代表格ともいえる柿。その上品な甘さとサクッとした心地よい歯応えは、ベストなタイミングで味わってこそ堪能できます。しかし、限られた時期にしか出回らない柿は、具体的にいつかいつまでが旬なのか分からないという人も多いはず。

そこで今回は、柿を最も美味しく味わえる旬ついて紹介します。品種ごとの収穫時期や食べ頃サインの見分け方など、柿の魅力を存分に楽しむためのポイントを分かりやすく解説するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎

柿の旬は9月から12月まで

柿のシーズンは9月頃からはじまります。10月には出荷の最盛期を迎え、この時期の柿は特に味や風味が良く、美味しく食べられます。

柿は秋の味覚であり、9月から10月頃までしか手に入らないイメージがあるかもしれませんが、実際は12月頃まで出回っています。例えば、柿の定番品種である「富有柿」は10月下旬から12月までが旬です。このように、柿の旬は限られていますが、秋から冬にかけて様々な品種が出回り、時期によって違った美味しさを楽しむことができます。

また、柿にはビタミンCやカリウム、食物繊維など、豊富な栄養が含まれています。柿に限らず、果物や野菜は旬になると栄養価が高まる傾向にあるため、時期を意識して取り入れることで様々な健康効果が期待できるでしょう◎

柿の品種ごとの収穫時期

ここからは、柿の主な品種とそれぞれの収穫時期を紹介します。収穫時期を知っておくことで、旬を迎えた新鮮な柿をいち早くゲットできるでしょう。

富有柿

富有柿は、柔らかい食感が特徴の柿です。果汁も多く、一口食べると口の中にじわっと溢れます。見た目も美しく、光沢やツヤがあるのが特徴です。富有は日本の中で最も多く生産されており、10月から11月頃に収穫されます。

太秋柿

大秋柿は、サイズが大きく、ずしっとした重さがある柿です。食べ応えがあるだけでなく、シャキシャキとした食感が楽しめます。糖度が高く、タネも少ないので食べやすいです。10月から11月頃に収穫されます。

次郎柿

次郎柿は、鮮やかなオレンジ色をしている柿です。丸というより、四角い形をしています。果肉は少し固めで、食べるとカリッとした食感が楽しめます。柔らかいものよりしっかりとした食感がある柿が好きな人におすすめです。10月から11月頃に収穫されます。

平核無柿

平核無柿（ひらたねなし）は、名前の通り種がないので、食べやすい柿です。果肉は固すぎず、柔らかすぎないちょうど良い食感です。甘さも上品なので、手頃のサクッと食べたい方に向いています。10月から12月頃に収穫されます。

西村早生柿

西村早生柿（にしむらわせかき）は、果肉に黒いごまのような点々模様がついているのが特徴です。味は甘すぎず、果肉も固いので噛んだ時に食べ応えがあります。柿を食べたいけど、甘すぎたり、柔らかい食感が苦手な方におすすめです。9月から10月頃に収穫されます。

西条柿

西条柿は、広島を中心に生産されている柿です。他の柿とは異なり、4つの溝のようなものが入っているのが特徴です。果汁も豊富なだけでなく、果肉も柔らかいので、子供から大人まで楽しめます。ただし、あまり日持ちがしないので注意が必要です。収穫時期は10月から11月頃です。

柿の食べ頃サインの見分け方

ここからは、柿の食べ頃サインの見分け方を紹介します。柿は追熟させることで甘みや柔らかみが増し、より美味しく食べられます。旬の柿をゲットした際は、食べ頃かどうかしっかりと見極め、必要に応じて追熟も試してみてください！

甘柿

甘柿の食べ頃は、見た目がオレンジ色になり、果肉が少し柔らかく熟されたタイミングがおすすめです。もし、固めの食感が好きな場合は、触った時に固さが残っているタイミングで食べると良いでしょう。お菓子作りや料理に使っても問題ありませんが、甘柿は甘みが強いのが魅力なので、生でそのまま食べるのがおすすめです。

渋柿

渋柿は、口に入れた時に渋みを感じる「タンニン」が含まれています。ただし、収穫されてから渋抜きを行い、スーパーに並ぶタイミングでは渋みがない状態で販売されています。そのため、甘柿と同じように見た目がオレンジ色になれば食べ頃と判断してOKです。食感も同様に、固めが好きな人は購入後できるだけ早く食べましょう。柔らかいものが良ければ、追熟させてから食べるのがおすすめです。

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※2023年9月~11月の売上データ