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柿の種類と特徴|甘柿と渋柿の違いは?見分け方や食べ方のコツを紹介!

柿の種類と特徴|甘柿と渋柿の違いは?見分け方や食べ方のコツを紹介!

秋になると、店頭にずらりと並ぶ鮮やかな柿。どれを選べば良いのか迷ったことはありませんか?柿にはたくさんの種類があり、甘柿や渋柿など品種ごとに見分け方が異なります。

この記事では、柿の種類とその特徴について詳しく紹介します。それぞれの見分け方や、食べ方のコツも分かりやすく解説するので、ぜひ自分好みの柿の品種を見つけて、秋の味覚を存分に楽しんでください◎


柿の種類と特徴

柿の品種は、なんと1000種類以上もあるそうです。たくさんある品種を大まかに分類すると、甘柿、渋柿の2種類に分けられ、さらに甘柿は完全甘柿、不完全甘柿、渋柿は完全渋柿、不完全渋柿と細分化されます。

まずは、柿の主な種類とそれぞれの特徴について紹介します。

完全甘柿の特徴と種類

完全甘柿とは、甘柿の中で種が入らなくても渋みが抜ける柿のことを指します。名前の通り強い甘みがあり、種もほとんど入っていないため、そのままでも美味しく食べられます。

以下に、完全甘柿の代表的な品種と特徴をご紹介します。

富有柿(ふゆうがき)

完全甘柿の代表的な品種1つ目は、富有柿です。

岐阜県で生まれた富有柿は、国内で最も多く生産されている甘柿で、人気の高い品種です。丸みを帯びた形で、果肉は柔らかく果汁も豊富なのが特徴。しっかりとした甘さが楽しめます。

旬の時期は10月下旬以降です。

次郎柿

完全甘柿の代表的な品種2つ目は、次郎柿です。

平たい四角形で縦に浅い溝が4本あり、重さは250から300gほど。 熟した果実は濃い橙色をしていて、種はほとんど入っていません。 糖度が高くカリッとした食感が特徴。旬の時期は時期は10月下旬から11月頃です。

同じ完全甘柿である富有柿とは、食感や糖度などが異なります。次郎柿は富有柿に比べて果肉が固く、果汁も少なめ。しかし、糖度は富有柿に比べて高いものが多いそうです。

不完全甘柿の特徴と種類

不完全甘柿とは、種の入る量によって甘さが変わる柿のことです。果肉に種が多く入ると渋みが抜けて、甘くなるそうです。渋を抜いて食べたり、干し柿にして食べることもあります。

以下に、不完全甘柿の代表的な品種をご紹介します。

西村早生(にしむらわせ)

不完全甘柿の代表的な品種1つ目は、西村早生です。

西村早生の旬の時期は、9月下旬から10月上旬頃。他の柿に比べて出荷時期が早く、秋の味覚をいち早く楽しめる品種です。成長具合によって渋みが残ることもありますが、その多くが甘渋判定機でチェックされてから出荷されます。渋すぎる柿に当たってしまうことは少ないといえるでしょう。

果肉の断面には茶色の斑点があり、この斑点が出てきたら食べ頃です。果汁は少なめですが、糖度は約15度と高め。さっぱりとした甘さが楽しめるでしょう。

禅寺丸(ぜんじまる)

不完全甘柿の代表的な品種2つ目は、禅寺丸です。

禅寺丸は日本最古の甘柿と言われるほど歴史も古く、国の登録記念物にも指定されています。

他の柿に比べて比較的小ぶりなサイズ感で、やや固めの果肉が特徴。糖度は15度程と高めです。10月中旬から11月中旬にかけて旬を迎えます。西村早生と同じく、果肉に茶色の斑点があるものが食べ頃です。

完全渋柿の特徴と種類

完全渋柿とは、種の有無にかかわらず渋みのある柿のことです。渋抜きをするか、干し柿に加工して食べるのが一般的だといわれています。

以下に、完全渋柿の代表的な品種をご紹介します。

愛宕柿

完全渋柿の代表的な品種1つ目は、愛宕柿です。

鐘のような楕円形をしており、鮮やかなオレンジ色の見た目が特徴の愛宕柿。少し固めの果肉で、渋抜きされたものは上品な甘さが楽しめます。甘い柿が苦手な方でも食べやすい品種といえるでしょう。

旬の時期は11月中旬から12月中旬頃です。

西条柿

完全渋柿の代表的な品種は、西条柿です。

縦に4つの溝が入った見た目は、まるでパプリカのよう。小ぶりですがとても甘く、とろけるような果肉が特徴です。

西条柿は中国地方で栽培されていますが、日持ちしないため流通が難しいといわれています。そのため全国的には出回らない、大変希少な柿です。旬の時期は10月中旬から11月上旬です。

不完全渋柿の特徴と種類

不完全渋柿とは、種の周りだけに渋みが抜けている柿のことです。種付近以外は渋みがあるので、干し柿に加工されることが多い品種です。

不完全渋柿の代表的な品種をご紹介します。

平核無(ひらたねなし)

不完全渋柿の代表的な品種1つ目は、平核無です。

新潟県原産の柿で、名前の通り種がないのが特徴です。単に「たねなし柿」とも呼ばれるほか、山形県では「庄内柿」、新潟県では「おけさ柿」や「八珍柿」という名前でも呼ばれています。

大きさは平均で直径7cm程度。果肉はやわらかく、強い甘さがあります。旬の時期は10月中旬から11月頃です。

刀根早生(とねわせ)

不完全渋柿の代表的な品種2つ目は、刀根早生です。

刀根早生は、奈良県天理市の柿農園で、平核無(ひらたねなし)の枝変わりとして発見されました。 形は扁平な四角形で、種もありません。大きさは、平核無種と同等~やや大きいくらいです。

果肉はほどよい固さで果汁もたっぷり。渋ぬきされた刀根早生はまろやかな甘さが楽しめます。旬は9月頃から10月頃までで、10月頃が出荷の最盛期です。

甘柿と渋柿の見分け方

様々な種類がある柿ですが、見た目はどれも似たようなものばかり。自分好みの美味しい柿を買いたいとき、見分けるコツがわかれば嬉しいですよね。

ここからは、特に注意したい甘柿と渋柿の見分け方を紹介します。

形状から見分ける方法

まずは、柿の形状を確認しましょう。甘柿は丸みを帯びたボリュームがある形状に対し、渋柿は扁平で四角い形や、先が尖った鐘のような形をしています。

また、甘柿の方が渋柿に比べ、手に取ったときにずっしりとした重さがあります。甘柿と渋柿を見分けるときは、形や重さに注目しましょう。

切り口で見分ける方法

甘柿と渋柿は、切り口でも見分けられます。柿を切ってみて、断面にゴマのような斑点が散らばっているものは甘柿、斑点がなく断面がきれいなものは渋柿です。

この斑点は「不溶性タンニン」という成分が酸化して黒くなったもの。斑点がたくさんあればそれだけ甘い柿だということになります。

柿の食べ方のコツ

柿を購入したら、せっかくなので最も美味しいタイミングで食べたいですよね。

ここからは、購入した柿を美味しく食べるコツを紹介します。

柿の食べ頃の見分け方

柿の食べ頃は、好みによって異なります。柔らかく、とろっとした食感の柿がお好みであれば、常温で2、3日ほど追熟させましょう。完熟が進み、果肉が柔らかくなるはずです。また、柿のシャキッとした食感を楽しみたいのであれば、購入してすぐに食べても問題ありません。

柔らかめか硬めか、好みに合わせてタイミングを見極めましょう。

柿を使ったおすすめレシピ

柿はそのまま食べるだけでなく、アレンジして食べるのもおすすめです。オーソドックスな干し柿も良いですが、実は他にも様々なアレンジレシピがあります。

柿のコンフィチュール

柿と砂糖、レモン汁をお鍋でコトコトと煮れば、柿のコンフィチュールの完成です。パンやヨーグルトとも相性抜群。大量の柿を消費したいときにもおすすめです。

柿と大根のサラダ

甘さ控えめの柿なら、お食事にもぴったり。大根と和えてサラダにするのも良いでしょう。いろどりも鮮やかなサラダは見ているだけでワクワクしますよね。あっさりとした味わいがクセになるでしょう。

柿とモッツァレラのトースト

朝ごはんに柿とモッツァレラのトーストはいかがでしょうか。柿は、トースターで加熱することで甘みがグッと増します。とろりと溶けたチーズと甘い柿の相性は抜群です。

これらのレシピを参考に、ぜひ色んな食べ方で旬の柿を味わってくださいね!

まとめ

柿は、完全甘柿、不完全甘柿、渋柿、不完全渋柿という4つに分類されます。甘さや果肉の硬さなど、それぞれ異なる特徴があるので、好みや用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

例えば、生のまま食べたいのであれば富有柿などの完全甘柿を、甘さの少ない渋柿なら、スイーツや料理にアレンジしても良いかもしれません。柿の種類や特徴を知って、秋の訪れを感じる柿を堪能してくださいね◎

この記事でも紹介した、岐阜県産の「富有柿」は、色鮮やかで美しい外観と上質な甘みで人気の品種です。ご近所さんへのちょっとした贈り物に、お呼ばれされた際の手土産に、産地自慢の柿はいかがでしょうか?

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